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犬への愛は血圧を下げる

犬への愛は血圧を下げる

高血圧がやばい私に「読め」と言わんばかりの本だなと思い(笑)読んでみました。
著者は内科の女医さんなのですが、本書の内容は医学的なものではありません。
そうですね、副題を付けるなら「犬好きオヤジ観察エッセイ」とでも言いましょうか...。
日本のオヤジ達は、家族から汚い、臭いと罵られ、いくら働いても何ひとつ感謝もされず、住宅ローンやら子供の学費やらで金銭的に責めたてられ、仕事は不景気、働かない若者を尻目に、血圧上昇、挙句の果てにはウツ病で、高自殺率を誇っております(笑
そんなオヤジ達の唯一の救いが犬というわけです。
と、そんな犬とオヤジにまつわる内容がつらつらと書かれた本です。
世の中のフラストレーションを溜めている中高年以上の紳士、淑女の方々には面白く読める本かと思われます。

▲いつになく、真面目にこっちを見ている写真が撮れたなと思ったけど、見ていたのは、私が持っていたアイスでした(笑

幸福な犬

幸福な犬

前半は、筆者の愛犬を亡くした経験からはじまり、ある日突然母親が貰い受けた問題だらけのトイプードルの教育係になり、七転八倒しながら育てていく話。
女性的な文体で、読みやすく、お話も楽しく読めました。

後半は、犬と暮らしていく上での色々な問題に対する啓蒙的な文章でまとめています。
獣医のこと。去勢、避妊のこと。殺処分される犬猫のこと。飼い主のマナーのこと。
内容はとてもベーシックなことを書いています。
陽性強化トレーニングに完全に傾倒していたり、去勢避妊を啓蒙したいのはわかりますが、かなり強引な理屈(まぁ、一般的に言われていることですが)でまとめているのが気にはなりましたが、概ね納得できることが書いてあります。
一番言いたいことは、「躾をしろ」ということのようでした。
躾や訓練は、犬に何かをさせるということが目的ではなく、その過程で犬との信頼関係を築き上げるのが目的である。

まったくその通りであると思います。
私はドッグスポーツなんかも、まったく同じ理由で推奨しております。
何でもいいから、結果なんてどうでもいいから、犬と一緒になにかやる、ということがとても大事だと思ってます。

「躾なんかしなくても、犬と面白おかしく、人に迷惑を掛けずに暮らせれば、それでいいや」なんて横着甚だしい最近の私のような人間には、とても新鮮で初心に返った気分になれる本でした。

隠された風景

隠された風景―死の現場を歩く
隠された風景―死の現場を歩く 福岡 賢正おすすめ平均
stars著者の考えは成長せず
stars驚いた
stars死の現場を見つめる中で生きることの素晴らしさを認識させられる
stars死を隠蔽する日本社会を指摘する
stars見えないものを意識するAmazonで詳しく見る by G-Tools

犬や猫などの殺処分の問題から、家畜の屠殺の実際、人間の死に関することまで、幅広く死に関して目を背けず熱く語っている本です。
この本も、下に紹介する3冊も、基本的に殺生をすることを悪とか罪とは書いていません。
著者の考えに賛同できないところもありますが、人間や家畜を含めた動物たちの死から目を背けている現代人に、問題があるという点に関しては激しく同意いたします。

★屠蓄関連図書
食べ物としての動物たち―牛、豚、鶏たちが美味しい食材になるまで (ブルーバックス)
 屠場、屠殺系の話は無く、純粋に家畜の一生やその歴史や将来に関する内容。
屠場文化―語られなかった世界 (ミニミニ・ブックス)
 屠場で働く人たちの虐げられ差別された実態。
世界屠畜紀行
 世界の屠蓄文化をまとめた本。(文字が多すぎてあまり読んでません)

#3冊とも何年か前に読んだ本です。

狂犬病再侵入

狂犬病再侵入―日本国内における感染と発症のシミュレーション
狂犬病再侵入―日本国内における感染と発症のシミュレーション

狂犬病予防法に関しては、今、殺処分のあり方に関してのみ改定の動きがありますが、狂犬病ワクチンのあり方に関しても疑問を持っている方々は多いと思います。
そのような疑問をお持ちの方にお勧めする、いや、すべての犬飼さんたちに読んでいただきたい良書です。

この話になると、「もし狂犬病がまた流行りだしたらどうする?誰が責任をとる?」とか、「とにかく恐い病気だからワクチン接種は絶対しなければならない」とか、ほとんど非科学的な、妄想とも言える根拠の無い話が横行し、宗教論争のようになりがちです。

著書は、狂犬病に関する歴史や資料、海外での情況を踏まえ、日本に狂犬病が再浸入するシュミレーションをいくつか提示しています。
#もちろん現状の日本に狂犬病が流行するなんて、そんな馬鹿げた妄想シュミレーションはありませんのでご安心ください。

人畜共通感染症の専門家から提言される、現状の狂犬病ワクチン接種に対する行政への疑問、狂犬病予防法を新しくしなければならないという提案は大変説得力があり、私が今まで疑問に思っていたことも氷解して、大変気分良く読むことができました。

ちなみに、犬用の狂犬病ワクチンは北里柴三郎氏の弟子である梅野信吉氏が発明し、日本で成功をおさめ、世界各国で狂犬病撲滅のためにこの手法が使われていった、ということです。
つまり、犬に対する狂犬病ワクチンの接種とその利用方法は日本が元祖なのです。
#動物、人用のワクチンは、ピエール・ゴルチエが発明し、ルイ・パスツールによって応用され広まったそうです。

http://micro.fhw.oka-pu.ac.jp/microbiology/history/rekisi.html#梅野

獣医学博士梅野信吉は、明治25年に北里柴三郎博士が私立衛生会伝染病研究所創設の時、同所に入って血清製造技術部の主任となった。明治25年以来40年間、忠実にその職務を果たした努力家でった。容貌魁偉な男子、ますらおであって、先輩を厚く敬い、義侠的精神の動くところは何ごとも恐れない意気があった。しかも、研究には熱心で、観察力が緻密な人であった。

血清製造の傍ら牛痘苗(天然痘の予防接種)の研究に勢力を注ぎ、ついに犢(仔牛のこと)体継代法を大成した。勲六等旭日章を賜わったのはこの時である。ハワイ在住の同胞より、精工な胸像を贈られた。

梅野の説明によれば、一定面積の畑に種子を播くとき沢山播くと芽は密生して出るが発育は遅くい小さい。これに反してを疎に種子を播くと強大に生長する。これと同じく、犢体に天然痘ワクチンの種(痘苗)をうえる場合これをある程度希釈して接種すれば発痘が強大である。従って、痘苗は代を重ねても減弱することがない。彼の犢体継代法は、要するにこの原理に基づいたものである。このようにして、彼は牛痘苗の大量製造に、世界で初めて成功したのであった。

彼は、またこの痘苗製造より考え、狂犬病が痘菌と同じくグリセリンに対して抵抗力の強い点より、病毒は両者同一種に属するものと推定し、犬に対する狂犬病予防ワクチンを製造した。このワクチンは1回の注射によって、犬を完全に免疫させてしまうというもので、狂犬病のワクチンの発明者であるパストゥールが望んでなし得なかったものを完成したのである。

これこそ、狂犬病の真の絶滅法であり、そのうえその実施が容易であるので、この梅野氏法はやがて全世界で行われることになった。該法は梅野氏の名とともに、こうして世界の予防医学に永久に伝えられるべきものとなった。

MF動物病院日誌

昨日、コンビニで買い、電車の中で読んだ漫画たち。
MF動物病院日誌はまだ続いているんですな。(おいでよ 動物病院!)
何巻まで読んだかも忘れてしまいましたが、大人買いしたくなりました。
#たぶんするでしょう(汗

★今日のアニソン★

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