猿追い払うためなら犬放し飼いOK 環境省基準見直しへ
- 2007-08-14 (火)
環境省は、犬の放し飼いを原則、禁じている現行基準を見直し、農作物被害などをもたらす野生鳥獣を追い払う目的に限り、放し飼いを認めることを決めた。主に猿の追い払いを想定しており、「犬猿の仲」を逆手に取った新たな鳥獣被害対策をめざす。
同省は動物愛護管理法で、家庭動物の飼育保管基準を設けている。犬については、さくに囲まれた所有地などを除いて放し飼いを認めていなかったが、しつけや適切な訓練がなされた犬なら、追い払いの際はつながずに放してもいいように基準を改める。11月にも実施する。
同省によると、追い払いのため、条例などをつくって、犬を活用している自治体は8県の16市町村。このほかに10県が実施を検討している。ほとんどは猿が対象で、人里に現れた猿を山中に押し返す効果が認められている。
ただ、放し飼いを認めるには、人に危害を加えないうえ、鳥獣を深追いせず、追い払ったらすぐに飼い主のところに戻ってくることを犬が学習していなくてはいけない。犬種は問わないが、警察犬に準じた3〜4カ月程度の訓練が必要になるという。
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